ハナミズキ



一青窈「ハナミズキ」

私が好きな歌のひとつです。


つぼみをあげよう 

庭のハナミズキ 

薄紅色の可愛い君のね 

果てない夢がちゃんと 

終わりますように 

君と好きな人が 百年続きますように 


いまハナミズキが満開です。サクラに比べて地味ですがハナミズキもお気に入りです。歌のことも気になってネットでいろいろ調べてみました。


一青窈が書いたハナミズキの歌詞は、2001年の9.11アメリカ同時多発テロに衝撃を受け、平和への願いを込めて作詞されたことが分かりました。


この無差別テロ事件における死者は合計2,996人、負傷者は6,000人以上とされています。私も朝のNHKニュースを見て衝撃を受けました。事件を話しているアナウンサーの後ろの画面で、飛行機がいままさにビルに飛び込んでいく映像は今でも目に焼き付いています。


産経ニュースの彼女へのインタビュー記事によると

「友人が巻き込まれた米中枢同時テロは身近な戦いだ、と感じられました。(世界貿易センタービルのタワーが崩壊していく)衝撃的な映像を見て約20分で歌詞を書きました」。きっかけは「友人と友人の好きな人の幸せを願う気持ち」だったが、「自分以外の他者の幸せを祈る気持ちが連鎖していけば、憎悪による戦争の鎖が断ちきれるのでは、と思って書き上げました」と説明しています。深い話だったのですね。


ハナミズキの花言葉は「永続性」 「私の想いを受けてください」 「返礼」 です。1912年、日米の友好を願って、日本から桜がアメリカに贈られました。その返礼としてアメリカから日本に贈られたのが花水木。この出来事から「返礼」という花言葉ができたようです。


ハナミズキ、名前の由来は春先に枝を切ると水が滴るので「花水木」。アメリカ東部及びメキシコ北東部を原産とするミズキ科の落葉樹。花びらに見えるのは総苞片と呼ばれるもので、本当の花は中心部にあり、開くと黄色になるそうです。





今日のハナミズキ